鹿児島県・奄美大島南部の嘉徳川で新種の可能性が高いスジエビが見つかり、東北大大学院の池田実教授が発表した。「極めて希少な集団」で絶滅リスクが高いとし、保全を訴えている。
昨年4月、奄美大島と加計呂麻島の計34の河川で調査したところ、これまで国内で確認されたスジエビとは異なるタイプを嘉徳川で発見。DNA解析の結果、遺伝的に特異な分化を遂げたグループと確認した。
嘉徳川付近の海岸では護岸工事が進む。池田教授は「河口周辺の環境を変化させ、生物への負の影響が懸念される」として、十分な環境影響評価(アセスメント)が不可欠だと指摘している。