富士山と五重塔を1枚の写真に収められる山梨県富士吉田市の「新倉山浅間公園」の展望デッキが拡張工事を終え、リニューアルオープンした。外国人観光客にも知られる市内随一の観光スポットだが、人気の高さゆえに混雑緩和が課題だった。ふるさと納税で工事費を募り、広さは約5倍に。ゆとりを持って桜や紅葉といった四季折々の絶景とともに味わえる。
もともとは地元住民の散策スポットだった。2014年ごろから、外国人観光客が撮影した富士山を背景にした五重塔の写真が会員制交流サイト(SNS)で話題となった。
19年度には国内外から50万人以上の観光客が訪れた。ただデッキは26平方メートルと手狭で、桜の開花シーズンには3時間待ちの行列ができることもあった。市はクラウドファンディング型のふるさと納税を呼び掛け、21年1月までに目標の1億円の4倍を超える寄付が集まった。
デッキの広さは126平方メートルとなり、一度に100人ほどが入ることができる。拡張前は右手に五重塔、左手に富士山の構図の写真しか撮れなかった。広くなったことで左右両方での撮影も可能になった。
