最高裁は15日、1948〜2016年に最高裁大法廷で審理され、裁判所のウェブサイトに掲載された判決と決定の計855件で、原本との違いが約2560カ所あったとする報告書を公表した。人名や数字の誤り、誤字脱字などが大半で、意味内容に大きな影響のある誤りはなかったとしている。
報告書によると、誤りは古い年代に集中。外部の業者に委託した際、縦書きや手書きの原本をスキャンしてデータ化する精度が高くなかったため、誤りが生じたとしている。最高裁事務総局は「当時のチェック体制が必ずしも十分ではなかった。信頼を損ないかねないものであり、重く受け止めている」とした。
最高裁は21年10月、重要な司法判断を掲載する「判例集」に原本と異なる誤りが多数見つかったと公表し、調査を進めていた。