2026年9月2日
学校法人金沢工業大学
【表:https://kyodonewsprwire.jp/prwfile/release/M102928/202609025135/_prw_OT1fl_jY47WK5Y.png】
金沢工業大学では、アクサグループのフィランソロピー活動を担うアクサ・ヒューマン・プログレス財団(以下、アクサ財団)とワールド・モニュメント財団(World Monuments Fund、以下WMF)が七尾市および和倉温泉観光協会と連携して取り組む、石川県七尾市和倉温泉地区に現存する希少な皇室建築「和倉御便殿」の修復・保存プロジェクトに協力します。
当プロジェクトは2024年能登半島地震により被災した文化遺産の修復支援の一環として行われるもので、金沢工業大学からは建築学部 建築デザイン学科 山崎幹泰研究室が文化財建築の調査・分析および修復計画の検討を担います。
プロジェクトの概要
本プロジェクトでは、以下の2つの柱を中心に取り組みます。
和倉御便殿本殿(現・青林寺客殿)および供奉殿(現・信行寺書院)の修復・保存
修復過程の記録制作および文化遺産保存に関する普及啓発活動
事業完了は2027年春を予定しており、文化財の長期的な保全と活用を目指します。
また調査・修復にあたっては、フランス・ボルドー大学の研究機関であるI2Mラボと連携し、木造建築修復の専門知見を活用しながら、山崎幹泰研究室と協働で進めてまいります。
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202609025135-O1-03M561a8】
和倉御便殿本殿(現・青林寺客殿)外観
【和倉御便殿本殿(現・青林寺客殿)】
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【供奉殿(現・信行寺書院)】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202609025135-O6-Joq4pn8z】
【画像:https://kyodonewsprwire.jp/img/202609025135-O7-iWTDe3aI】
和倉御便殿の文化的価値
御便殿は、天皇や皇族が地方行幸の際に使用される休憩・宿泊施設であり、使用後に解体される例が多い中、和倉御便殿は現存する国内唯一の貴重な事例です。明治42年(1909年)の大正天皇行啓の際に建設され、現在は青林寺および信行寺へ移築され保存されています。
本建築は歴史的価値のみならず、地域の象徴的資産として観光および文化的アイデンティティの核を担っており、その修復は地域の持続的発展にも寄与するものです。
金沢工業大学 山崎幹泰研究室の役割
本プロジェクトにおいて、金沢工業大学 建築学部 建築デザイン学科 山崎幹泰研究室は、文化財建築の調査・分析および修復計画の検討を担います。
同研究室は、日本の伝統木造建築や歴史的建造物の保存・再生をテーマに、科学的調査と設計的アプローチを融合した研究・実践を行っており、地域資源の価値を未来へ継承する取り組みを進めています。本プロジェクトにおいても、その専門性を活かし、文化財の適切な保存と活用の両立に貢献します。
(参考:金沢工業大学 建築学部 建築デザイン学科 山崎幹泰研究室)
▶ https://kitnet.jp/laboratories/labo0125/index.html
期待される効果
本プロジェクトは、単なる文化財修復にとどまらず、以下の効果を目指しています。
能登半島地震からの復興の象徴的プロジェクトとして地域再生を促進
和倉温泉の観光資源の再生による地域経済の活性化
文化遺産の価値を国内外に発信し、持続可能な観光の推進
国際的な専門機関と連携した文化財保全モデルの構築
アクサ財団とWMFは、本取り組みを通じて、文化遺産を核とした地域のレジリエンス強化と持続可能な成長への貢献を目指します。

