「あの人が来ると負ける」-。スポーツ観戦をしていると、こうしたジンクスを耳にすることがある。千葉県の熊谷俊人知事は、17年ぶりに悲願のサッカーJ1復帰を果たしたジェフユナイテッド市原・千葉の勝敗を巡り、自身のX(旧ツイッター)で「来ると負けると言われてきた」ことに言及。「(誰かにこのように言うことは)絶対に良くない風潮」などと訴え、話題を呼んだ。人はなぜ特定の人物とスポーツの勝敗を結びつけてしまうのか。専門家に心理的な背景を聞いた。
(町香菜美、山崎恵)
「最近、私が行った試合で勝つことが多く、『来場時の勝率が高い』と言われますが、ジェフ千葉が不調の時は『熊谷市長(当時)が来ると負ける』と言われてきました」
熊谷知事は3月8日にXで、ジェフ千葉のホームグラウンド、フクダ電子アリーナ(通称・フクアリ)に自身が観戦に訪れた際の周囲の反応に触れた。その上で「誰かが行って応援したことで、負ける確率が上がることはありえません」とし、こうした風潮を許すとファンが観戦を控え、観客が減少してしまうと苦言を呈した。
「自分も言われた事があります」「こうしたジンクスは観客の足を遠ざけ、結果的にチームの熱量を下げてしまう」-。ネット上では多くの共感の声が上がった。一方で「プロレスラーやコメディアンといった『有名人』が来ると負けると思ってしまう」といった「ジンクスを信じてしまう」人からの反応もあった。
投稿の意図を4月の定例記者会見で問われた熊谷知事は、「応援する人によって試合結果が左右されることは基本的にはない」とした上で「チームが負けている時こそスタジアムやアリーナに行って、選手を後押ししてほしい」と訴えた。
◆統計的にも関連なく
熊谷知事の観戦とジェフ千葉...
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