【重慶(中国)2026年9月21日新華社=共同通信JBN】9月の黄金の季節、烏江はきらめき、仙女山の草原は秋の黄葉に照り映えます。中国西部の重慶にある国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界自然遺産の地・武隆は大規模な国際アウトドアスポーツ大会を主催しています。
第21回China International Mountain Outdoor Sports Open (Chongqing·Wulong)(中国国際山地アウトドアスポーツオープン(重慶・武隆))が9月19日に開幕しました。過酷な持久力と意志力の試練にとどまらず、このイベントは、中国西部の息をのむような自然の景観を世界の観客に向けて披露します。
20年以上にわたり、武隆はその壮観なカルスト地形を生かして、世界クラスのアウトドアレース会場を築き上げてきました。本イベントは、2003年の第1回開催時のわずか15チームの参加から、今年は海外の10チームを含む国内外のトップ41チームが参加する規模に成長しました。
全長224キロメートルのコースは、シンクホールや渓谷、洞窟、高山草原を縫うようにして続いています。競技者は、トレイルランニング、マウンテンバイク、カヤック、洞窟探検に挑み、数百万年をかけて形作られたドラマチックな景観を体感します。壮大な自然の絶景を駆け抜け、アスリートたちは中国の魅力的な山河の風景を鑑賞しながら、自身の肉体の限界を押し広げます。
武隆の成功は、「lucid waters and lush mountains are invaluable assets(澄んだ水と緑豊かな山々はかけがえのない財産)」という原則を現実世界で体現した一例です。
かつては重慶南東部の人里離れた山あいの県だった武隆は、環境を重視したグリーン開発を追求し、単なる観光地から没入型アウトドアレクリエーションの拠点へと生まれ変わりました。
この競技会は多くの観光客を呼び込み、地元の産業に活力を与えています。武隆区の文化観光委員会によると、今年1月から8月までの間に、スポーツ関連観光の来訪者数はのべ553万人を超えました。観光客は56カ国から訪れ、過去最高記録を更新しています。今年上半期のアウトドアスポーツ産業の総収入は30億元を突破しました。地元の民宿はにぎわいを見せ、農産物の販路も広がっています。この主力スポーツイベントは、地元経済を押し上げ、住民の生活を向上させてきました。
その成果を基盤に、武隆は、質の高いアウトドアスポーツの国内トップの開催地としての地位確立に取り組んでいます。新設された個人スプリント部門では参加のハードルが下げられ、エリート級の競技と一般のフィットネス活動の両立が可能になりました。また、同時開催されるアウトドアスポーツ・カーニバルでは、無形文化遺産の工芸品、地元グルメ、体験型のアウトドアアクティビティーを組み合わせ、地域社会全体で楽しめるイベントになっています。
単なる観光から本格的な体験型観光へ、そして季節限定の旅行先から通年の観光地へと進化した武隆は、手厚いもてなし、充実したサービス、そして多様なビジネスの選択肢によって、世界中のアウトドア愛好家を迎え入れています。
武隆は世界中からの訪問者を心待ちにしています。スタートの号砲が鳴り響くと、世界の視線がこのユニークな風景に注がれます。スポーツを通じて、武隆は人間と自然の調和ある共生というビジョンを世界の舞台で示しています。
ソース:The 21st China International Mountain Outdoor Sports Open (Chongqing·Wulong)

