背番号「33」の真骨頂がそこにはあった。本拠地ZOZOマリンスタジアムで行われた4月29日のイーグルス戦。八木彬投手は1点リードの五回1死一、二塁の場面で2番手として登板をした。難しい場面だったが、心は冷静だった。武器であるツーシームを自信満々に投じ、三ゴロ併殺。わずか1球で絶体絶命のピンチを切り抜けてみせた。すると今季4勝目が転がり込んできた。1球で勝ち投手。今季、幾度となくスクランブル登板をしている男が、手に入れた無心の白星だった。
「イメージ通りのピッチングができました」と八木は試合後、充実した表情で振り返った。そ...
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